アドラー心理学とホリエモン

車輪の再発明

車輪は人類が発明したものの中でとても便利なものですよね?

しかし、車輪が既に発明されているにも関わらず、誰かがそのことを知らないで長い何月をかけて「自分が初めて発明した!」と勘違いしたりすることを車輪の再発明と云います。

無駄な事をしているという意味があります。

全ての進化、発展は発明されたものをイノベーションすることによって、更に高い発展に繋がっていきます。

ホリエモンの誤算

ホリエモンは、インターネットが新しく手を加えられながら進化した様に、人間の生き方も新しくなっていくべきだと考え、自分が40年間温めていた考え方を世に出そうとしていたのです。

そんな中、知人から一本の連絡が入ります。アドラー心理学の代表作と云える「嫌われる勇気」という本がホリエモンが今まさに世に打ち出そうとしていた理論にそっくりだというのです。

ホリエモンは自分の構築した理論が100年以上前の人が既に考えていたという事に愕然としたそうです。

不幸にもホリエモンはアドラーの心理学を知らず、まさに車輪の再発明をしてしまったわけです。

21世紀とアドラー心理学

しかし、アドラーはユング、フロイトと並んで3代心理学者として有名な方ですが、マイナーなイメージがあり巷の話題にはあまり登場することがなかった方です。

私ごとで恐縮ですが、私もホリエモンと同じように15年間日々自分の思考を変える為、独学で努力をしてきましたが、アドラーの心理学の12章を学んだ時、全てがそこに書いてあったのでびっくりしました。

私の場合はガッカリしたのではなく、自分のやってきたことにOKをもらえたようで嬉しかったですが、、、

いずれにせよ、21世紀には必要な理論なのだと改めて思いました。

アドラー心理学のキーポイント

アドラー心理学を生み出したオーストリアの心理学者アルフレッド・アドラーは「人間の問題は全て、人間関係上の問題である」と唱えています。

自分を飾ったり、偽ったりせず「嫌われる勇気」をもって対人関係に当たった方が、自分も周囲も結果的に幸せになるのです。

トラウマについての考え方も斬新なものです。今までは「幼少期のトラウマのせいで、出来ない事がある」という考えが主流でしたが、アドラーは「トラウマのせいにしていればやらないで済む」というトラウマを否定する考え方を推奨しているのです。

これを体験してみると「出来ないのではなくてやらないのである」という自己肯定感を満たすため、エネルギーが沸いてくる感覚があるのです。

自分軸で物が考えられるようになり、勇気が湧いてくるメソッドです。

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